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栽培履歴

イチゴ

1.親株の管理(葉かき) (平成20年5月9日)

本年度の栽培を4月末に終了し、次年度用の苗採り(親株の管理)を開始しました。

イチゴは、多年生の植物ですが、毎年同じ株を使っていると、収量が減少してきます (果実1粒1粒が小さくなるため)。

そのため毎年、収穫するための株を更新しなくてはいけません。 イチゴは、春先より、ランナーといってツル状の茎(匍匐茎)を出します。

このランナーを採って、次年度の収穫用の株にします。 ランナーは、親株の状態にもよりますが、1株から5〜15本程度出てきます。

発生本数は、株の状態に大きく左右されるため、親株の管理は重要になります。

この日は、生育を調整するために葉かきを行いました。大体10枚程度に葉の数を減らしました。

2.ハダニ対策 (平成20年5月12日)

苗採りで注意しなければいけないのが、親株からの病害虫の伝播です。 子株は親株と繋がっているため、親に病害虫が発生していると、子株にもうつってしまいます。 そのため、親株の病害虫の管理は重要になります。

まず、施設内での苗採り時に問題になる病害虫としては、ハダニです。 施設内は外と違い、湿度が低くなりやすいために、ハダニが発生しやすくなります。 (最も気をつけなければいけない【炭そ病】については、今後説明します)

熊野薬草園では、トマトの栽培同様にイチゴの栽培でも、化学農薬にできるだけ頼らないよう心がけています。 今回は、デンプン(商品名:粘着くん)を用いて、ハダニの対策を行いました。 写真では、霧吹きを用いてハダニが生息しやすい葉の裏に充填的にかけている様子です。

3.親株採り (平成20年5月20日)

昨年の栽培では、試験的に行っていたために、イチゴの本数が100本程度しか持っていませんでした。

そのため、親株の数を増やす事に取り組んでいます(通常、株を採り出すのは6月中旬以降)。

親株採りといっても、子株を採る方法と全く変わりません。

方法は、ポットに土を入れ(今回は市販の培養土を利用)、ランナーをピンなどでとめます。 そうすると、一週間程度で根が出てくるので、活着したか様子を見ながら株を切り離します。

今回、ランナーを抑えるために使用したピンは、生分解性プラスチックのピンを使用しました。 そうすることで、自然とピンはなくなり、ピンの片付けの手間が省けるためです。

今回は親株として、約150株採取しました。次年度は4000株作りたいので、親株はもう少し欲しいところです。